当所のマリタ・ヴァスナーが創設し、オルガナイザーを務めるBasel Intellectual Property Lecturesは、約２ヶ月に１回のペースで、世界各国から知財分野の専門家を講師として招いて行われるセミナーです。２００８年１月に始まった本セミナーは、F.Hoffmann-La Roche Ltd.から資金提供を受け、バーゼル大学及びＥＣＰＭ（European Center of Pharmaceutical Medicine）の好意により、バーゼル大学の医薬センター内で開催されます。大学を開催場所に選んだのは、知財に興味を持つ者が集う、中立かつ開放的な空間を創りたいという、マリタ・ヴァスナーの意向を反映したものです。

本セミナーには、知財、特に特許法の最近の動向に興味がある方なら誰でも無料で参加することができ、毎回７０名近くの弁理士、弁護士、企業の知財関係者、研究者、学生などが、バーゼルのみならず、チューリヒ、ミュンヒェン、ジュネーヴから集まります。また、セミナーの後には簡単な立食パーティーが行われ、ワインと軽食を楽しみながら、講師及び参加者と親交を深めることができるのも、本セミナーの魅力の一つです。